「 〇〇 」 と化する
第1話
私、奈々は6人家族の4人兄妹の末っ子。
家では、ほとんど1人きり....
私の遊び相手は、ペットの犬...チョコだ。
「チョコは、いいなぁ 」
「学校に行かなくていいし、お母さんから怒られなくていいし...」
私は、よくそう思っていた。
『クゥーン....』
チョコは、少し悲しそうに鳴いた。
そう思った瞬間。
シューゥ..ガタン
部屋の姿鏡から、変なお面を着けた和装の人が出てきた。
見た目からでは、性別は解らない。
私は驚き過ぎて言葉を呑んだ。
しかし、それはすぐに戻り
「キャー! 不審者! 住居不法侵入!警察呼びますよ !」
私は問答無用で、相手に回し蹴りをお見舞い。
見事に入った。
床に、這っている人は
苦しそうに話し始めた。
『勝ってに入ってすみません。 けして、怪しい者ではございません。』
その人はそう言っているが、見るからに怪しい...
「何者ですか....?」
『申し遅れました。 我輩は、違う次元の未来から来た〔ヨシムラ〕です。職業はこの通りです』
どの通りだよ...
心の中でそうつっこんだ。