愛になりたい
「センパイの彼女さん
 見ちゃった・・・」


「キャー、ウソー!」


かなり興奮状態の南・・・・


「どんな人?
 どこの生徒?
 可愛かった?
 それともキレイってカンジ?」


容赦なく 飛ぶ南の質問。




「うん、Y女子・・・」


「長い髪で・・・
 キレイな人で・・・
 大人っぽくて・・・

    グズン・・・」


「明美?」


「南ィー
 どーしよう、アタシ・・・」



「あんた、まさか・・・」



「うん、そーみたい・・・」
 さっき、気がついたの・・・
 彼女さん見たときに・・・
 センパイが名前呼んで・・・
 彼女さんの腕掴んだ時に・・・」





「そっかぁ・・・
 仕方ないよ・・・
 本当に好きになるキモチって
 彼女いるとか関係ないもんね・・・」



「ウン・・・
   ウン・・・」


ただ、南の言葉が嬉しかった。


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