お嬢様と執事
そして今、お父様の書斎の前


コンコン…とノック


「お父様…沙希です」

「お、来たか…入りなさい

もちろん朔夜君も一緒にな」

ドアを開けお父様の前まで進む

朔夜は私の斜め後ろ

「お父様、今日は何の用?」

「二つ大事な話がある。」

「二つ?」

「ああ、ちなみにそのうちの一つは今出てきた…

そちらの方が重要だ」

「なら、前からあった方を先に」

「な、何故だ
重要な方から聞きなさい」


このながれは絶対アレだ

「わかりました
では、重要な方「よし、わかった」」


最後まで言わせてほしい

「それでは…

沙希よ私のことを呼んでごらん」

何とも意味のわからない質問

まぁいつもの事だ

「お父様…」

「もう一度」

「お父さ「もう一度」



「お「もう一度」



「さぁ、もう一度」

バカバカしい…

「…パパ」

「よし、わかれば良いんだ

もう下がっていいぞ」

…ん?

「あの…もう一つは…?」

朔夜が慌てて聞く

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