ラブ バレンタイン
そして、いつもの昼休み。
いつもみたいに、裕太から呼び出しがかかった。
よしっ
気合をいれて部屋に向かう。
作戦開始だーーー
きずいてくれるかな。
「ねえ、裕太」
「ん?」
「なんか、あたし変わったところない?」
「べつに」
「そっか・・・」
なんか泣きそう。
やっぱりあたしのことすきじゃないのかな。
あたしは、勇気をだして聞いてみる事にした。
「あのさ、このまえ駅前で女の子と一緒にいたよね」
「ああ、美穂か」
「だれ?その美穂ちゃんって・・」
「美穂は、俺の幼なじみだよ。杏に言ってなかったっけ?」
えぇぇぇぇぇぇ!!!
「そうだったの!?」
「うん。もしかしてまた勘違いしてた?」
「うん。ごめんなさい」
「杏は、考えすぎなんだよ。俺は、お前しか、好きじゃないから」
やばいあたし絶対、今顔真っ赤だ・・・
「まあ、そんなところが好きなんだけど」
あたしの顔は、もっと真っ赤に。
「あたしも、裕太のことダイスキだから!!」