ラブ バレンタイン
・・・裕太目線・・・
俺は、杏が好きだ。
そりゃーもう今までにないくらい!!
こんなにだれかを好きになるなんてはじめてだ。
あの日の朝、自分のクラスと俺のクラスの前を、眉間にしわをよせて、顔を真っ赤にさせながらいったりきたりしてる杏を一目見ただけでほれちまった。
理由は、ただの一目ぼれ。
だれかのことを考えながら、悩んでる杏がとてもかわいかった。
その誰かが晃だとわかって一瞬あきらめようとしたけど、俺は、あんなことを言ってしまった。
命令をきいてほしかったんじゃなく、想いが報われなくてもただそばに居たかったんだ。
杏は、今俺の自慢の彼女。
あのときの俺には、考えられないことだけど今俺の隣には杏がいる。