恋患い



なんていっても


あたしが


あたし自身が変わろうとする手助けをしてくれてる。



こうして話せるのも、


体が言うことを
利くのも


この病院や先生たちの
おかげだもんね…





『…で!!なんだっけ?!』


『そうそう、部屋の話よねっ♪…どうかな?』



『悠莉先生を信じる。あたし、だから頑張って見せる』



『…はるチャンっー♪』



がばっと抱きついてきた


そのうでは



暖かくて、優しくて

小さくて、力強かった。




お母さんにもすぐ
説明した。


お母さんは案の定


『はるがいいっていったなら、私は何も言えません。』


といって笑ってくれたらしい。




また皆に支えられて
生きていてー…



あたしは幸せ者だね




こんな体でも




皆に愛されることを



愛しさと嬉しさを




教えてもらったんだから。
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