たった一言が言えなくて。
そして、真面目な顔で私を見る。



「この先、何があっても、俺は桃香を好きでいるから。…この気持ちは、絶対に変わらない」


へぇっ!?


き、急になによ…。



いきなり話かわったし、ぶっ飛んだし!!


でも……



「へへっ。…ありがと。照れるけど…、私も、だよ」


素直に、嬉しい。


最近、様子がおかしくて心配していたのが、嘘みたいになくなった。



龍、大好き…。
















でも。




この言葉には、ちゃんと
意味があったんだ。






龍、あなたがどうしてつらそうだったのか………





それがわかるのは、意外にもすぐだった。





< 19 / 44 >

この作品をシェア

pagetop