許されない心



目の前にいた子、すごく大人しそうな子だった。





「私、夏美(ナツミ)って言うの。“なっちゃん”って呼んで?
良かったら友達になろ?」





「あ、うん。全然いいよ」





近くで見るとすごく大人っぽくて綺麗な子だった。





「さっき、えみと何話してたの?」




「何も。よろしくって言われただけ」






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