あなたは誰と恋をする?《短編シリーズ》
なに・・その言い方・・・
ちょっと・・ムカツク・・・
「あ。ちなみにクリスマスとかも無理だから。覚えといて。」
・・・あったまきた!!!!!
「もういいっっ!!」
あたしは、ガバっと起き上がった。
「オサム、意味わかんない!!
あたしたち付き合ってるんでしょ?だったら、誕生日くらい!!
あたしはいっつもいっつもオサムの我が儘聞いてるのに!!
たまにはあたしの我が儘聞いてくれてもいいじゃない!!!」
あぁ・・・あたしオサムにこんなに意見言うのはじめてかも・・
「・・・てか、服着たら?丸見えだけど?
それとも、誘ってんの?」
あ・・・しまった・・・。
自分が全裸である事を忘れるくらいの怒りモード。
なんか悔しいから、あたしはパパっと服を着て、
そのままバッグを持ってオサムの部屋を出ようとした。
「・・・そういうのもめんどくせ・・」
オサムがぼそっと発した言葉にあたしは怒りが爆発した。
「オサムってさ、あたしと付き合ってるのもめんどくさいんじゃないの?
なんか、そういうのすごいムカツクんだけど?
毎日毎日、オサムの家か、漫喫ばっかだし!!
エッチばっかだし!!
メールすんのもあたしからばっかだし!!
好きとか言うのもあたしからばっかだし!!」
あたしは叫びながら号泣した。