あなたは誰と恋をする?《短編シリーズ》
叫ぶだけ叫んで・・・・
お互い沈黙・・・
あたしは、部屋を出て行くタイミングを逃した。
《悪かった・・》とかそういうのを期待してたんだけど・・
「・・で?言いたい事はそれだけ?」
そんな期待はあっけなく覆された。
「・・・あの時、圭太とヨリ戻したままにしておけばよかったよ・・」
あたしはそう言って部屋を出た。
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あたしは、オサムの家を出てから駅までをゆっくり歩いた。
自分が言ってしまった事を激しく後悔。
でも。
もしかしたら追いかけて来てくれるかも・・・
・・なんて、まだ期待しちゃって・・
携帯をチラっと見る。
メールも着信もない。
あぁーあ。
やっぱり、オサムはあたしとの付き合いがめんどくさかったんだ。
バッカみたい・・・
あんな事言わなきゃよかった・・・