あなたは誰と恋をする?《短編シリーズ》
「おいおい、いきなりプロポーズか♪」
碧はニヤっと笑う。
「ホントにそう思うんだもん・・・」
碧は、あたしの手からラムネのビンを取り上げて、ギュっと手を握った。
「うん。俺も。いつもココに琴女とくると、なんかわかんねぇけど、琴女との未来が見える気がするんだよなぁ。
琴女と俺たちの子供と一緒にこの店に来るイメージが綺麗に見えるって言うか・・」
「ホント??」
「マジ♪ちなみに子供は7人♪」
「ちょっと、多すぎない??」
「俺ならイケル♪」
「その未来のあたし、やつれてない?大丈夫?」
「大丈夫。琴女はいつまでも可愛いまんまだし♪」
「それならよかった♪」
「琴女。ホントに・・ホントにホントにホントにホントに俺とずっと一緒にいてくれる?」
碧が急に真剣な顔で言う。
あたしは躊躇うことなく答えた。
「ずっと一緒にいるよ。家族みんなでこの駄菓子屋通いたいもん!!」
「だな♪」
あたしたちはお互いの手をギュっと握った。
「・・じゃぁ。まずは・・・子作りの練習しておくか♪俺ん家行くぞ?」
「・・ホントに子供7人とか・・・有り得るかも・・・」
おわり