あなたは誰と恋をする?《短編シリーズ》


学校から歩いてすぐのオサムの家に着く。



ほぼ毎日来ているからか、知らない間にあたし専用のスリッパが用意されていたりする。




「お邪魔します!!」



「あ!琴ちゃん、お帰り♪」



「ただいまです♪」




オサムのお母さんにも良くして頂いてて、いつの間にか、



《お帰り》って言ってくれるようになった。



そういうのが、またあたし的には嬉しい。




オサムの部屋に入って、あたしはとりあえずくつろぐ。



オサムは制服を脱ぎ、部屋着にチェンジ。



あたしは何気なく、オサムの着替えをジッと見つめた。



オサムっていい身体してるよなぁ・・。



抱きしめられると、あたしなんか腕の中にすっぽり入っちゃうもんね。



オサムに触れたい・・・・



あたしは色々思い出して顔を赤くした。





「・・・なに?」



「え?!べ、別に・・・」



「どうせいかがわしい事思い出してたんだろ?」



「な!?いかがわしい事って?!」



「いかがわしい事って、アレしかねぇじゃん?」



だんだんオサムがあたしに近づいてくる・・・




「こういう事・・とか?」



オサムはあたしのスカートのなかに手をいれ、太腿を撫でる。



「ちょ、ちょっと!!ダメだって!!下にお母さんいるんだから・・」



「声ださなきゃいいし・・?」



「無理無理!!絶対無理!!」



「・・俺に触れたい?触れて欲しい?」






・・・あぁ・・・もう・・その目・・・ズルイ・・・












< 28 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop