あなたは誰と恋をする?《短編シリーズ》
学校から歩いてすぐのオサムの家に着く。
ほぼ毎日来ているからか、知らない間にあたし専用のスリッパが用意されていたりする。
「お邪魔します!!」
「あ!琴ちゃん、お帰り♪」
「ただいまです♪」
オサムのお母さんにも良くして頂いてて、いつの間にか、
《お帰り》って言ってくれるようになった。
そういうのが、またあたし的には嬉しい。
オサムの部屋に入って、あたしはとりあえずくつろぐ。
オサムは制服を脱ぎ、部屋着にチェンジ。
あたしは何気なく、オサムの着替えをジッと見つめた。
オサムっていい身体してるよなぁ・・。
抱きしめられると、あたしなんか腕の中にすっぽり入っちゃうもんね。
オサムに触れたい・・・・
あたしは色々思い出して顔を赤くした。
「・・・なに?」
「え?!べ、別に・・・」
「どうせいかがわしい事思い出してたんだろ?」
「な!?いかがわしい事って?!」
「いかがわしい事って、アレしかねぇじゃん?」
だんだんオサムがあたしに近づいてくる・・・
「こういう事・・とか?」
オサムはあたしのスカートのなかに手をいれ、太腿を撫でる。
「ちょ、ちょっと!!ダメだって!!下にお母さんいるんだから・・」
「声ださなきゃいいし・・?」
「無理無理!!絶対無理!!」
「・・俺に触れたい?触れて欲しい?」
・・・あぁ・・・もう・・その目・・・ズルイ・・・