あたしの愛、幾らで買いますか?
10章 熱愛発覚
毎日、当たり前のように

朝がやってきて

日が暮れ、

夜が訪れる。

毎日毎日…

あたしは好きでもない学校へと

足を運ぶ。

風も冷たくなってきて、

マフラーをしても

おかしくはなくなってきた。

ただ、コートを着るには

まだ早い。

そんな季節。


「っしゅん!」


冷たい風が鼻をくすぐって、

思わずくしゃみが出る。


あたしの大好きな秋が

終わってしまって、

心に隙間風が吹く。



< 222 / 484 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop