あたしの愛、幾らで買いますか?
あたしは
勝手に部屋に入られる事が嫌だから。
他人にされて嫌なことは基本的にはしない。
時間を持て余したあたしは、
プライベートルーム以外を散策した。
少しだけドキドキするけれど。
キッチン…
トイレ…
お風呂場…
あたしはそれらを目の当たりにする度に
小さく驚きの声を上げる。
全部がピカピカで煌びやかだった。
綺麗好きなのか
料理をしないのかわからないけれど、
キッチンは特に綺麗だった。
お風呂場を覗いて少しだけ嬉しかった事は
とても些細なことだけれど
あたしが家で使っているシャンプーが
一緒だったこと。
それだけで、勝手に頬が緩んだ。
「早く帰ってこないかなぁ…」
テレビの前にある
ソファに倒れこんだあたしは
天井を見つめて小さく呟いて、
そして、目を閉じた。
勝手に部屋に入られる事が嫌だから。
他人にされて嫌なことは基本的にはしない。
時間を持て余したあたしは、
プライベートルーム以外を散策した。
少しだけドキドキするけれど。
キッチン…
トイレ…
お風呂場…
あたしはそれらを目の当たりにする度に
小さく驚きの声を上げる。
全部がピカピカで煌びやかだった。
綺麗好きなのか
料理をしないのかわからないけれど、
キッチンは特に綺麗だった。
お風呂場を覗いて少しだけ嬉しかった事は
とても些細なことだけれど
あたしが家で使っているシャンプーが
一緒だったこと。
それだけで、勝手に頬が緩んだ。
「早く帰ってこないかなぁ…」
テレビの前にある
ソファに倒れこんだあたしは
天井を見つめて小さく呟いて、
そして、目を閉じた。