あたしの愛、幾らで買いますか?
13章 貴方が居る
あたしが朔羅の家に行った日から
数日が経った。
あたしは当たり前のように
彼の隣で目を覚ます。
彼の隣で朝を迎えるのだ。
自宅である古いアパートには帰っていない。
何度か必要なものを取りに帰っただけ。
親からは連絡すらない。
洋服を取りに行った時も
会話をすることもなかった。
目を合わせることすらなかった。
あたし、やっぱり要らなかったんだね…
そう思うと、少しだけ胸がチクリとした。
学校も、どうでもよくなった。
進学する気もないし、
学校自体好きではないし…。
そうしたら、
行く意味なんてなくなった。
百合子の声や姿は朔羅の部屋にはない。
その事実が凄く嬉しかった。
数日が経った。
あたしは当たり前のように
彼の隣で目を覚ます。
彼の隣で朝を迎えるのだ。
自宅である古いアパートには帰っていない。
何度か必要なものを取りに帰っただけ。
親からは連絡すらない。
洋服を取りに行った時も
会話をすることもなかった。
目を合わせることすらなかった。
あたし、やっぱり要らなかったんだね…
そう思うと、少しだけ胸がチクリとした。
学校も、どうでもよくなった。
進学する気もないし、
学校自体好きではないし…。
そうしたら、
行く意味なんてなくなった。
百合子の声や姿は朔羅の部屋にはない。
その事実が凄く嬉しかった。