あたしの愛、幾らで買いますか?
遠くの方から車のヘッドライトが
幾つもやってきては
あたしの横を通り過ぎる。
もうそろそろ終電の時間だというのに
駅前は賑やかさを失わない。
24時間営業中とうたうマーケットへ
足を踏み入れた。
買うものは決まっていた。
人参とルーだけ。
だからカゴなんて使わない。
野菜が売っているコーナーと
カレーのルーなどが売っている
コーナーを見つけたら
瞬く間に買い物は終わった。
我ながら自分の素早さに驚いた。
レジを潜り抜けて、
レジ袋を提げて、足取り軽く家へ帰る。
その時、
デニムのポケットに入れていた携帯が
鳴った。
マナーモードにし忘れていた。
とても無機質な音…
だから、
朔羅からじゃないことが
簡単に理解できた。
幾つもやってきては
あたしの横を通り過ぎる。
もうそろそろ終電の時間だというのに
駅前は賑やかさを失わない。
24時間営業中とうたうマーケットへ
足を踏み入れた。
買うものは決まっていた。
人参とルーだけ。
だからカゴなんて使わない。
野菜が売っているコーナーと
カレーのルーなどが売っている
コーナーを見つけたら
瞬く間に買い物は終わった。
我ながら自分の素早さに驚いた。
レジを潜り抜けて、
レジ袋を提げて、足取り軽く家へ帰る。
その時、
デニムのポケットに入れていた携帯が
鳴った。
マナーモードにし忘れていた。
とても無機質な音…
だから、
朔羅からじゃないことが
簡単に理解できた。