桜に導かれし魂
「はじめまして、小湊君。
僕は長崎 玲夜。よろしくね」
は?!
男?!!!!!
「きょうちゃんったらなに
口あけたままあほ面こいてんのよ。
ばかが更にばかにみえるわよ」
人のことをばかだのあほだのくそだのいや、
くそはいってないか。
とにかくまぁ手当たり次第
悪口の代名詞を言いたい放題言いやがって。
仮にも俺は彼氏だぞ……
ってそんなことはいいんですよ、
「玲ちゃんっていうからてっきり女かと……」
「あんたもきょうちゃんでしょうが!」
あぁ、そうか。
なんて納得しているのはもちろん俺。
そんな俺と楓のやり取りをみてクスクスと
笑みをこぼすのは
“玲ちゃん”
「小湊君っておかしいね。
これから友達になるわけだしさ、
右京って呼んでもいいかな?」
初めて見せる彼の笑顔が俺の壁を壊したんだ。
「あぁ、じゃあ俺も玲夜ってよぶな」
それからしばらく3人で話をしたあと
俺と玲夜は病室を出た。
さっきまでは口数の多かった俺たちだけど
楓がいなくなるとやっぱりお互い
気を使ってしまいふたりともほとんど
無言のまま歩き続けていた。
でも大通りの交差点にさしかかったとき
ふと玲夜が思い出したように沈黙を破った。
「佐伯さ、右京のことすごく心配してたんだよ」
??
頭上から?マークが消えない俺に
玲夜は入学式の日の事を話してくれた。
僕は長崎 玲夜。よろしくね」
は?!
男?!!!!!
「きょうちゃんったらなに
口あけたままあほ面こいてんのよ。
ばかが更にばかにみえるわよ」
人のことをばかだのあほだのくそだのいや、
くそはいってないか。
とにかくまぁ手当たり次第
悪口の代名詞を言いたい放題言いやがって。
仮にも俺は彼氏だぞ……
ってそんなことはいいんですよ、
「玲ちゃんっていうからてっきり女かと……」
「あんたもきょうちゃんでしょうが!」
あぁ、そうか。
なんて納得しているのはもちろん俺。
そんな俺と楓のやり取りをみてクスクスと
笑みをこぼすのは
“玲ちゃん”
「小湊君っておかしいね。
これから友達になるわけだしさ、
右京って呼んでもいいかな?」
初めて見せる彼の笑顔が俺の壁を壊したんだ。
「あぁ、じゃあ俺も玲夜ってよぶな」
それからしばらく3人で話をしたあと
俺と玲夜は病室を出た。
さっきまでは口数の多かった俺たちだけど
楓がいなくなるとやっぱりお互い
気を使ってしまいふたりともほとんど
無言のまま歩き続けていた。
でも大通りの交差点にさしかかったとき
ふと玲夜が思い出したように沈黙を破った。
「佐伯さ、右京のことすごく心配してたんだよ」
??
頭上から?マークが消えない俺に
玲夜は入学式の日の事を話してくれた。