君が知らなければいけない事実
ただ、吸収されてしまう
暗闇の中ではだんだんと小さくなって
僕の耳にまでは届かない。
声が、聴こえる
「………」
かすかに。
僕は、一生懸命それを求め
て走り続けるのに。苦しいよ……。
きっと、風邪の所為だ、きっと。
答えは、なかなか出ない。
僕は何故ここに居る。
孤独になることを自ら受け入れて
それで多分ここに居るはずなのに。
答えは、違うのか。
まだ、出口は見えない。
光さえ、差し込まず。
このまま僕は、孤独の闇に
覆い隠されてしまうのだろうか。
このまま、僕は独り孤独を
彷徨うのだろうか。