君に出会った奇跡
「命令の内容は、炎龍の死、なんだろ?」



綺羅は何を言い出すんだろう。何で知っているんだろう。





「だったら話は簡単。炎龍が死ねばいい。」







「そうだよ、彩。瑠維。」




いつの間にか太陽が瑠維を抱えてこっちにきてるではないか。



まさか、瑠維が負けたの?




じゃあ、殺される!







急いでわたしは窓の方を見た。





でも、そこにスナイパーはいなかった。





「炎龍をなめるな。あんな奴ら、もうとっくにやっつけたから。」




そう言って、綺羅はわたしの大好きな笑顔で笑った。








< 112 / 123 >

この作品をシェア

pagetop