君に出会った奇跡
彩「…………」

とうとうはじまった、いじめが。
げた箱を開けたら、中には大量の画鋲が入っていた。
でも、これを予測できた私は、袋を持ってきてたから、それに画びょうをすべて入れて、近くにあった不燃ごみ箱に入れる。


幸い、瑠維は自転車を止めてて遅くなったから、ばれることはなかった。
瑠維にはこれ以上、迷惑をかけたくない。
これは私の意地だ。


「彩!ごめん、自転車倒れてて、ちゃんと並べてたら遅くなった。」
「いいよ。もう、瑠維は優しいんだから。」


倒れてた自転車様、ありがとう。

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