君に出会った奇跡
今日も生ごみをゴミ箱に出していた時だった。

綺「彩ー!どうしたのこんなとこで。」

綺羅に会った。

彩「ゴミ出してただけだよ。」

綺「そう?」

幸い深く聞かれなかった。

彩「じゃあね!」

綺「ちょっと待って!」

彩「なに?」

綺羅は鞄の中をごそごそとあさっている。その間に、お菓子や、ゲーム機が落ちたけど、気にしないでおこう。


綺「あった!はい!誕プレ。」

彩「あけていい?」

綺「どうぞ!」

彩「わあぁ。綺麗!。」

綺羅からもらったのは、ピンクの石がついた、ハートのネックレスだった。

綺「彩に似合うと思って。」

彩「つけていい?」

綺「俺がつけたげる。……やっぱ似合う。」

彩「似合うかはよく分からないけど、でも、気に入ったよ。ありがとう、綺羅 。ニコッ」

綺「/////そ、それと、ええと!」

彩「それと?」

綺「俺らは友達。友達だ!」

彩「!!!!!…ありがと。」

嬉しかった。嬉しい。
こんなにうれしい誕生日は、久しぶりだった。

毎日つけよう。
大切にしよう。


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