君に出会った奇跡

幸せ

今は授業中・・・のはずなんだけど、なぜか綺羅、瑠維、太陽がいる。先生はこの三人が怖くて注意できないらしい。


彩「へぇ。ここの文化祭ってこってるんだね。」




太陽「そーなんだよ!あ、でも、やっぱ目玉は『リング交換』かな。」




クラスのみんなはこの二人のやり取りにびっくりしてる。



なんせ太陽は「笑わない狼」といわれるほど無表情だったらしいから。



そしてやっぱりみんなが気になるのは、楽しそうに話してる二人をムスッとした顔で睨んでる綺羅だった。なだめてるのは瑠維。




綺羅だけ遅れてきたので、話になかなか入れない。それに、誰からみてもわかるように綺羅は彩のことが好きっぽいから、やきもちなんだなぁ・・・っとクラスのみんなは温かい目で見ている。





変わったのだ、みんな、みんな。





太陽は笑うようになった。綺羅は、もっともっと人懐っこく、そして周りを見れるようになった。瑠維は、彩の次に大切な『炎龍』に入って、仲間をつくった。



彩は、病気の心配なんかしなくてもいいくらいに元気だ。





それは、炎龍があってからこそだろう。






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