―初恋―
「ゆいちゃんの担任の先生
ってどんなかんじー?」
ニコニコしながら
あたしに質問する詩織。
『さぁ?どうかなー?
怒ると壊そな先生かなー?
ね、雅士!』
「あーわかるわー」
適当に相槌をする雅士。
一方優斗と流星は2人で
話しに花を咲かせていた
あたし達は特に
話すことがなかったので
あたしから適当に
話しを振ってみた。
「詩織のクラスの
先生はどう?優しい?」
本当は聞いたって
どうでも良いことだけど
無言で帰るよりは
マシだったから聞いてみた。
すると
『あぁ!!!日比野先生?
あのねーあの先生ったら・・』
詩織はさっきよりも
キラキラした笑顔で
永遠と先生の話しを
し始めた。
((聞かなきゃ良かった・・))
と、言った後に後悔した。