―初恋―

「いい?絶対バレない様に
近づくんだよ?」


『う、うん‥』


目をキラキラ輝かせながら
やけに張り切るさくな。

一方あたしは不安と緊張で
とにかくドキドキしてた。


一歩、一歩

足音をたてない様

日比野先生の座る
ベンチに向かって

背後から近づき‥‥
















『それっ!!!!!』




さくなが日比野先生に
向かって花びらを

撒き散らした。
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