―初恋―



「5年2組
日比野崇士先生」


あたしは"日比野"と
いう言葉に反応し

下に向いていた
顔あげた。


『え・・?』


周りのみんなも
すごくざわつき始めた

そう、だって
あたしたちの学年は

今まで

男の先生には
なったことが
なかったからだ

だからみんな
物珍しいのか、

「男だー!」

「背高いねー」

などと話し始めた

でもあたしは
変な所で冷めた子だったから

男の先生って所には
驚いたけど

その先生には
全く興味を持たなかった



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