ド天然娘としっかり幼馴染
「旨かったよ。瑠李が甘いもん好きになる気持ち分かった」
「…でしょ?甘いものいいでしょ?」
「あぁ」
「じゃあ、はい」
「ん?」
あたしは颯の目の前に手を差し出した。
「プリンケーキ買って?」
「……」
「ふぁ~…」
「これで欠伸5回目」
「だって…ふぁ~…眠いんだもん…」
あたしは今、颯と登校中。
「昨日俺が買ってやったプリンケーキ旨かったか?」
「うん。だけど颯が買ったにしても颯が作った訳じゃないから、颯がそんなに上からもの言うのは間違ってると思う」
「…お前天然のくせに、たまにまともな事言うよな……」
あたしはまだ知らなかった…。
この後学校に行ってとんでもない事が起こっているなんて…