先生、大好き
「神楽センセーを辞めさせたくせになんでアイツだけいるわけー?」
「ありえないんだけどー」
「センセー返してー」
女の子達は1人が言葉を発すると後ろに続くように言った。
私はなんだか可笑しくなって笑ってしまった。
「なにコイツ、キモいんだけど」
「いきなり笑い出すとかヤバくなーい?」
「ヤバすぎー!」
女の子達はまた1人の言った言葉の後に続いた。
「面白いね!!大人数じゃないと虐めも出来ないんだね!!」
「ちょっ!?湊!!?」
私の言葉にルウ君が慌てた。
そして私に色々言っていた女の子達が「は?」と言い立ち上がった。
「アンタまた虐めてほしいの?」
「鈴野さん小学生みたい」
「はあ!?」
「だって高校生にもなって虐めをしてるなんて‥小学生みたいでしょ?というより小学生以下」
今まで黙って虐められ続けていた私の意外な言葉にみんな唖然としていた。