先生、大好き
「梓煕センセーも嫌い。アンタだけをずっと‥思ってたから……アタシはアンタも梓煕センセーも大嫌い」
「うん‥」
「…アタシは謝らない」
鈴野さんの一言にみんなが批判した。
「‥うん」
私の言葉に批判していたみんなが私をみた。
口々に「なんで?」とか「謝らせろよ」とか聞こえる。
「私はずっと‥鈴野さんを許さない」
「‥上等よ」
「ずっと‥敵同士だよ」
「仲間なんかにならないわ」
「鈴野さんは鈴野でいてね」
「アンタはもっと成長しなさい」
私と鈴野さんの会話にみんなは唖然としていた。