先生、大好き
不意に栗栖さんが立ち上がり口を開いた。
「それでは紹介も終わりましたし、パーティーでもしましょうか」
「パーティー‥ですか?」
「はい。湊さんの復帰と颯と楓の入部祝です」
楓ちゃんは「やったー!!」と喜んでいた。
颯君も笑っていた。
「ケーキは俺と蒼空で作ったから」
「へー!大馳も作れるんだー!!」
「当たり前。俺はな、楓、お前みたいに不器用じゃないから」
「うわっ!大馳むかつくー!!」
大馳君と楓ちゃんは言い争いを始めた。
その頃、颯君は栗栖さんに「手伝います」と言ってパーティーの準備をしていた。