先生、大好き


「沢山食べて下さいね」


栗栖さんはみんなに言うとケーキを沢山お皿に乗せてくれた。

そしてパーティーという楽しい時間はあっという間にすぎていった。

夜7時をさした時計の針をみた颯君が声を上げた。


「楓ヤバい!!!」

「なにが?」

「時間!!!」


颯君に言われ楓ちゃんは時計をみた。

そして首を傾げた。


「まだ7時じゃん」

「ばか!!」

「は!?」

「母さんが今日は7時30分までに帰って来いって言ってただろ!!!」


颯君の言葉に楓ちゃんは「あ!!!」っと声をあげ立ち上がった。


「どうしよう!!颯!!!」

「今から帰ればギリギリ!!」

「帰ろう!!今すぐに帰ろう!!!」


楓ちゃんはあたふたと荷物をまとめだした。
< 117 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop