先生、大好き
「沢山食べて下さいね」
栗栖さんはみんなに言うとケーキを沢山お皿に乗せてくれた。
そしてパーティーという楽しい時間はあっという間にすぎていった。
夜7時をさした時計の針をみた颯君が声を上げた。
「楓ヤバい!!!」
「なにが?」
「時間!!!」
颯君に言われ楓ちゃんは時計をみた。
そして首を傾げた。
「まだ7時じゃん」
「ばか!!」
「は!?」
「母さんが今日は7時30分までに帰って来いって言ってただろ!!!」
颯君の言葉に楓ちゃんは「あ!!!」っと声をあげ立ち上がった。
「どうしよう!!颯!!!」
「今から帰ればギリギリ!!」
「帰ろう!!今すぐに帰ろう!!!」
楓ちゃんはあたふたと荷物をまとめだした。