先生、大好き
『…ちゃんと待ってろよ』
「わかってますよ」
『お前の卒業まで…まだまだ先だからな』
「…まだ3年にもなってないですからね‥」
『変な奴についていくなよ』
「なっ!?ついていきませんよ!!」
私が叫ぶと『はいはい』と先生は軽くかわした。
『あ、明日お前の家に荷物届くから』
「荷物ですか?」
『あぁ。プレゼントだ』
「えっ…」
『気に入ってくれるといいんだが』
「‥先生が選んでくれたんですか?」
『当たり前』
「じゃあ‥絶対気に入りますよ」
先生は『だといいが』と軽く笑った。