先生、大好き


子犬がミルクを飲んでいる間に私は先生に子犬を拾ったとメールをした。


すると直ぐに電話がかかってきた。


「もしもし」

『お前バカだろ』

「え!?」

『簡単に連れて帰るな』

「‥ごめんなさい‥」


私が黙り込むと先生は溜息をついた。


『名前決めたのか?』

「え‥まだです‥」

『じゃあ俺がつけてやるよ』

「えっ!?」

『いやか?』

「そんなことないです!!!」


私が言うと先生はフッと笑って「うーん」と唸った。
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