先生、大好き
「大馳君はほんと煕梓が好きだね!」
「まぁな。犬って可愛いじゃん?」
「うん!!」
大馳君は笑って犬について語り始めた。
何の犬が好きか、今までに飼っていた犬や、栗栖さんと飼っていた犬の話など、色々なことを話してくれた。
このときの大馳君の顔は今までに見たことのないくらい笑顔で、すごく可愛い顔だった。
「じゃあ今度、煕梓の遊び相手になってくれないかな?」
「煕梓の?」
「うん!煕梓も喜ぶと思うし!!」
「あぁ!!」
大馳君は満面の笑みで頷いた。