先生、大好き
ガラッと私は教室のドアを開けた。
「姫羅おはよー!!」
「湊さん、おはよっ!」
「みんなおはよう!!」
私は挨拶をすると席に座った。
すると私を呼ぶ声が聞こえた。
「姫羅先輩!!」
「あ!楓ちゃん!!どうしたの?」
「今日が大馳の誕生日って本当ですか!?」
「え、うん!」
楓ちゃんは「あーー!!」と叫びだした。
「楓ちゃん!?」
「誕プレ買ってないー!!!!」
楓ちゃんは私に抱きついて「どうしたらいいですかー!!!!」と叫んだ。
「んー‥とりあえずパンとかジュースをあげたらどうかな?」
「パンとかジュース?」
「ちゃんとしたプレゼントは別の日に渡せば大丈夫」
私が笑うと楓ちゃんは「わかりました!!!」と言って走っていった。