先生、大好き


「私なんかが‥入部して‥いいんですか…?」

私は下を向き尋ねた。

今まで虐められてきた私が…入りたいと思う人達よりも‥こんな簡単に入部してもいいんだろうか。


「…お前だから誘ってんだよ」


頭の上から先生の少し強い声がした。

それと同時に優しくそっと頭を撫でられた。


「『私なんか』なんて‥言うなよ…」

「…せん‥せ?」


先生は悲しそうに私を見つめていた。

私はそんな先生を‥綺麗だと想ってしまった…


「お前だから入部してほしい。ダメか?」


先生はじっと私を見た。


「…はい」
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