先生、大好き
私は夜に先生に電話をした。
先生は『迎えには来れないが駅で待ってる』と言っていた。
なんだか先生は疲れているようで‥今にも眠ってしまいそうな感じだった。
「先生、寝ていいですよ」
『‥大丈夫だ』
「絶対大丈夫じゃないです。寝て下さい」
『んー…わかった』
「はい‥梓煕、大好き。愛してる」
『俺も愛してるよ、姫羅』
「…フェロモン娘‥好きにならないでね」
『当たり前。俺はお前にしか興味ないから、安心しろ』
「はい‥」
『おやすみ』
「おやすみなさい」
私たちは電話をきった。
私の不安は少しだけ消えてなくなった。