先生、大好き
「電車来てたんだね」
「気づかなかったな」
「乗ろっか」
「うん」
私達は電車に乗った。
人が結構いたけど、ちゃんと椅子に座ることが出来た。
この電車で先生の待っている駅までは1時間30分くらいかかる。
ルウ君は少しすると眠ってしまった。
朝早かったから眠気に負けてしまったのだろう。
私は駅につくまでルウ君を起こさないことにした。
景色をずっと見ていると驚くほどに1時間30分という時間は、あっという間にきた。
ルウ君を起こし、荷物を持って電車から降りると、空は綺麗な色に変わっていた。
ルウ君と駅の外に出ると…愛しい大切な人がそこに立っていた。