先生、大好き
「‥あれが…」
「名前は如月 磨緒(キサラギ マオ)。3年A組。通称フェロモン娘」
「全てにおいて完璧。家はお金持ちで父親は社長」
「…すごい‥」
「付き合った男は数知れず。振った数も数知れず」
「かなりの経験者らしいよ」
「‥経験者?」
私が首を傾げているとルウ君が「いっぱいヤってるってこと」とボソッと教えてくれた。
「姫羅ちゃん、神楽先生のこと守らないと取られちゃうからね?」
「気をつけなよ?」
「う、うん」
私はみんなに注意された。
「自分に自信持った方がいい」と女の子に言われた。