先生、大好き


「…今日のところは引いてあげますわ」


如月さんはフッと笑って髪をクルクルと指に絡めた。


「それでは‥また」


手を少し挙げ指をヒラヒラしてから如月さんはまた笑い出した。

そして携帯を出し教室から出て行った。


このあと私は1人でしばらく考えていた。

先生に何かしてくるのは分かっている。

きっと私には無い色気を使ってくる‥


「先生は耐えられるのかな‥」


私はただそれが心配だった。

10分くらいたって先生がきた。

先生は「帰るか」と私のおでこにキスをしてから歩き出した。

私は先生について行きながら如月さんのことを話した。

私はどんな反応か先生の顔を見たら‥先生はすごく怖い顔をしていた。
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