先生、大好き


そのあと暫く私と先生は抱きしめあっていた。

ただ黙って何も言わずに、堅く強く‥抱きしめた。


先生を如月さんに渡したくない‥

だけど私は先生の側にいれない。

明日でお別れ‥

如月さんは明日なにかしら動くはず。


私はこんな事を考えながら先生の胸で眠りに落ちた。


夢の中で先生が『おやすみ、姫羅』と言っていたような気がした。
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