先生、大好き


「湊さん…おはよう」


如月さんは微笑みながら言った。

だけどルウ君をみると「‥ごめんなさいね。ちょっと湊さん借りるわ」と怪しく微笑んだ。

そして私の手をつかみ歩き出した。


「如月さんっ!?」

「お話いたしましょう?」

「え!?」


如月さんは男の子に挨拶されると「おはよう。みんな愛してるわよ」と言い微笑んだ。


「如月さん‥」

「いつものことよ」


口元を少し緩ませ如月さんは私をみた。


「この部屋で話しましょ?」


如月さんの示した部屋は美術室だった。
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