先生、大好き
「……ん‥っ」
私の微かな光に目が覚めた。
私が起きると、ルウ君がカーテンを開けていた。
「あ、おはよう湊」
「ルウ君、おはよう」
ルウ君は眠っていなかったのか、少しだけクマが出来ていた。
そしてルウ君は優しく微笑むと私に言った。
「今日、大馳と蒼空さんが来るよ」
「2人が?」
「うん。大馳と蒼空さんとは家族ぐるみで仲がいいから」
「そうなんだ‥」
ルウ君は「兄ちゃん、バカ大馳と蒼空さんが来てくれるよ」と先生の手を握りながら言った。