先生、大好き


暫くして2人が来た。

来栖さんは手に花束を持っていた。

そして来栖さんの後ろにいる大馳君の瞳は‥真っ赤に充血していた。


「湊さん、これを」

「はい」


私は渡された花束と花瓶を持って病室を出ようとした。

大馳君が「俺も行こうか?」と真っ赤な瞳で言う。

私は「先生に話しかけてあげて」と言い病室を出た。


私は花瓶にお花をいけるのに手間取ってしまい、かなりの時間がたっていた。

病室に急いで帰り病室のドアを開けた。

私は目を見開いた。

そこには‥先生とルウ君、大馳君や来栖さんに、先生とルウ君のお母さんがいた。

そして…私の両親が立っていた。
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