先生、大好き


「私お医者さん呼んできます!潤!!」

「え!?あ、なに母さん」

「綺麗なタオルで姫羅ちゃんの顔を拭いてあげて!」

「う、うん!!」


お母さんは走っていった。

ルウ君は言われた通りに血を拭いてくれた。

ママは泣きながら「ごめんね‥ごめんね」と謝っていた。

そんなママを来栖さんが落ち着かせていた。

大馳君は私が殴られたときに落とした花瓶を、黙って片づけていた。


暫くするとお医者さんがきて私は診察室に運ばれた。

検査結果が出るまで私は暫く入院することになった。

声もお医者さんのおかげで出るようになった。
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