先生、大好き
リアは凄く悲しい顔になった。
「ダメだよ‥梓煕くん」
「え?」
「ここはダメ!!今すぐあなたのいる場所へ帰って!!」
「リア?」
「リアさんの言うとおりだよ」
「犬‥」
犬はリアをみた。
リアも犬をみた。
リアは悲しそうに微笑み‥犬に1本の鍵を見せた。
犬はリアに近づき言った。
「僕がここにいるから、梓煕さんを元の世界に返そう」
「うん‥子犬くん、手伝ってくれる?」
「もちろん」
リアは犬に鍵を渡した。
犬はその鍵を持って走り出した。
「梓煕くん、私は梓煕くんの幸せを願ってるよ」
「リア‥」
「彼女のところに、帰ろう?」
「どうやって‥」
リアは優しく笑った。