先生、大好き
愛しい人
私は先生のお母さんと一緒に如月さんの家に来ている。
如月さんは露出の凄い服で私たちの前に座っている。
「もう帰って下さらない?」
「では認めるのね?」
「えぇ。認めるわ」
「‥最低ね。人を傷つけるなんて」
「それはお母様の隣にいる湊さんのせいですよ?」
如月さんは髪をクルクル指に絡めた。
でも私は如月さんの顔を疑問に思った。
如月さんの顔は左頬が赤くなり腫れていた。
「なに?」
「‥左頬…」
如月さんは「あぁ」と言い、面倒くさそうに言った。
「お父様に打たれたの」
「どうして‥」
「バレたの。梓煕様を傷つけたことが」
如月さんは「もういいでしょ」と立ち上がった。