先生、大好き


「だが教師になりたいんなら、もっと勉強しろよ。小さな事も知っておいたら特だからな」

「はい!!」

「がんばれよ」


先生は私の頭を優しく撫でてくれた。

その時の先生の顔は‥とても優しい笑顔だった。


「先生は‥夢ありますか?」

「俺の夢か?」


私は頷いた。

先生は少し悩んで「あるよ」と言った。


「知りたいか?」

「知りたいです!先生の夢!!」

「俺の夢は‥‥湊 姫羅を神楽 姫羅にすることだ」

「え‥」


私は思わず赤面してしまった。

予想もしていなかった先生の夢‥

だけど…そんな先生の夢が凄く嬉しかった。
< 207 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop