先生、大好き


「あと少しだけ‥離れるけど頑張れ」

「頑張ります。先生も‥頑張って」

「あぁ」


先生は私を抱きしめた。

そして触れるだけのキスをした。


私とルウ君は先生とお母さんにバイバイをして病院を出て行った。


駅までは意外にも近く、直ぐについた。

ホームに私たちがつくと、電車が丁度来た。

ルウ君は少しだけ泣きそうな瞳だったけど、直ぐにいつものルウ君に戻っていた。

そして『お互い‥夢の為に頑張ろうな!!』とルウ君は笑って言った。

私も頷き、夢の為に頑張ろうと心に決めた。


私たちの夢は‥梓煕先生のような教師になること。
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