先生、大好き

3日目と別れ



3日目の午前中は大忙しだった。

そして私にもやっと休憩が回ってきた。

午後からはずっと休憩していていいと言われた。

私は制服に着替え、廊下で待っていてくれている亜姫ちゃんのところに向かった。


「亜姫ちゃん!!」

「あ!姫羅ちゃんお疲れ様!!」

「ありがとう!!亜姫ちゃん可愛い!」


亜姫ちゃんは女の子の格好をしている。

男の子のままだと色々と面倒らしい。


「そう?姫羅ちゃんの方が可愛いよ!!」

「ありえないよ!!」

「あー‥姫羅ちゃんは鈍感だったね‥」

「え?」


亜姫ちゃんは「なんでもない」と苦笑いしていた。

私が首を傾げていると、亜姫ちゃんが「行こうか」と笑って歩き出した。
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