先生、大好き


文化祭も後10分という放送が流れた。

私は亜姫ちゃんとジュースを飲んでいた。

すると亜姫ちゃんは口を開いた。


「姫羅ちゃんに言わないといけないことがあるんだ」

「ん?亜姫ちゃんなに?」

「暫くの間どこかの県に行く」

「え…」


いきなりの亜姫ちゃんからの知らせだった。


「どこの県に行くかは言えないけど‥」

「‥そっか」

「やっと‥逢えたのに、また姫羅ちゃんと離れちゃうのは寂しいけど‥夢を叶えたいんだ」

「夢‥?」


亜姫ちゃんは微笑み頷いた。
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